おじさん的人生

●先日、NHKの「クローズアップ現代」が、
●「デジタル授業」の功罪といったような、テーマを取り上げておりました。



●以前のオジサンなら、見ない内容の番組ですが、
●今は、教育界の片隅に身を置く人間でありますので、
●見ずにはいられませんでした。



●「デジタル授業」が、本当に教育の質を向上させているのか、
●といったことを検証しておりました。

●意外だったのは、先進国の中で日本は
●「デジタル授業」の比率は、それほど高くない、ということ。

●まだ、生身の先生の授業が主流であるということです。

●実を言えば、オジサンの授業でも、サンプルとして生徒に渡す、
●他人の撮った写真、他人が描いたイラスト、他人が書いたコピーを
●組み合わせることで、そこそこの作品が出来上がってしまう、
●という危険な現実があります。（いわゆるコピペ）

●本来は、オリジナルが原則ですから、
●授業のやり方も、今後、考えていかないと、
●自分では何も生み出すことが出来ない、
●「他力本願」の人間を育てることになってしまいます。

●自分で考え、自分で描き、自分で撮り、自分で書く。

●それを生み出すまでの苦労、苦心、苦悩、
●そういったことを経験することが、どんなに社会がデジタル化しても、
●一番重要なこと、だと思ってます。

●オジサン自身も、この記事を書くにあたり、
●小難しいこと、書き始めなければ、良かったと後悔し、反省し、
●苦悶しております。

●苦悶式です。