「懐古・駄菓子屋Ⅱ」

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●「懐古・駄菓子屋Ⅱ」
●オジサンが、ご幼少の頃、二俣には、それぞれに個性を持った駄菓子屋、お好み屋があった。
●オジサンがボケないうちに書き残しておこう。icon20

●「高田屋
●西古町公会堂の前にあった。
●現在は住宅になって面影は残っているが、オジサンが通ったのは、改築前のお店だ。

高田屋さんは、いわゆる、クジ引き系のお店ではなく、正統派のお菓子屋さんであった。
●オヤジさんが和菓子の色々を作り、陳列していた。
●そして、その傍らで、はかり売バラ菓子を売っていた。
●オジサンは、そのバラ菓子が目当てだった。

●子供のお相手はもっぱら、オバサンだった。
●「10円分ちょうだい。」と言うと、ガラスケースに入ったお菓子を紙袋に入れ、ハカリに載せて、重さを量り、手渡ししてくれた。
●そして、時には、オマケしてくれた。icon02

●オジサンは「あじろ」という、魚の形をした小さなセンベイと「変わり玉」という飴玉が好きだった。
●変わり玉は舐めていると色が変わっていくと言っていたが、確かめた事は無い。icon20
●ただ、最後まで舐めきろう、といつも思うのだが、直径5mmくらいになると、いつもガリッと噛んでしまうのが、常であった。icon07

●当時、メーカー菓子も出回っていた。
●オジサンはキャラメルについていた小さな丸いシールに魅せられてしまい、それを巨人軍の帽子の周りにグルッと貼り付け、得々としていた。icon03

●ガラス瓶に入った色々なお菓子の並ぶ駄菓子屋は、お菓子が楽しみな子供にとっては夢の空間でもあった。

●ご幼少の頃のオジサンはどんな子供であったか、聞いてみたいが、優しかったオバサン、オヤジさんも、すでに他界して久しい。icon21


●「大高菓子店
●「天富志」のところで書いた、西町銀座通りにあった。
●建物は松野生花店さんに囲まれるように、四辻の角に当時のまま残っている。

●ここも、クジ引き系ではなく、メーカー品を核としたお菓子屋であった。

●オジサンのお気に入りは、ここしかなかった「みたらし団子」」だ。
●今でも、時々、食べることがあるが、あの「みたらし」より美味いと思うものはめった無い。icon03

●兄弟といっしょに日曜日の朝、いつも食べるのがヤタローの「パリージャン」という丸い大きなパン。
●それを母上が毎週、三兄弟の為に買ってきてくれた。

アイスも、このお店でよく買った。
ホームランバーアイスは、バーにホームランの字が出ると、もう一本もらえるとあって、絶大な人気があった。
●ここら辺の子供達の熱狂は、オジサンのお気に入り「週刊SLOW TIMES」さんの「名糖ホームランバーの秘密」に詳しいので、興味のある方は覗いてみてください。名文で引き込まれます。

●当時「スーパー・マーケット」が台頭してきた。icon20
●新町通りに「さんたけ」というスーパーが出来た。
●普通のお店で買うよりということで、繁盛していた。

遠足に行く事になった。

●遠足のオヤツもスーパーで買えば、もう一品多く買える。子供でも計算はする。
●友達と「さんたけ」へ行くことにした。
●「大高」の前を通る時、偶然、大高のバアバと顔を合わせてしまった。icon08

●「H君、遠足のオヤツ買いに行くだかね」子供心にもマズイな、と思った。icon07

浮気現場へ向かう途中、バッタリ女房に会ったようなもんだicon19icon20icon20icon20

●「うん…。」オジサンは口ごもった。icon20icon20icon20

●すると、バアバは「うちでも、まけてやるで、後で寄んないよ」と言ってくれた。icon22icon22icon22

●オジサンは、その言葉に気が楽になり、「さんたけ」で買う品を減らし、残りのお金を握り、大高へ向かった。icon26icon26icon26

●バアバの嬉しそうな顔が、そこにあった。icon02icon02icon02



●このシリーズ、まだ続く。icon20icon20icon20



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    この記事へのコメント
    話題が違ってすみませんね。

    来月3日は練習行けるっけ?
    Posted by うっち~でぇす! at 2007年05月28日 19:56
    ●午前中、デッサン会。午後から企画会議なんだわ。ザンネンッツ!!!まじ。
    Posted by オジサン at 2007年05月28日 20:02
    残念だね、5班さんからTELあったよ。

    1日オープンだから来てねって、オジサンは

    遅くなるだら?
    Posted by うっち~でぇす! at 2007年05月28日 20:38
    ●生姜なくて、ワサビはあるもんで金ボケはサボり~ので行くよ、くるよ。●ギャラリー来るらしいよ。リハやる?やんね~よ。来てよ。待っとるでね。●ギブス持って来てよ。
    Posted by いい人生.net at 2007年05月28日 21:03
    金ボケは、呑むほうがメインじゃないの上陽水?

    ギャラリーね、知ってる衆だにアース。

    リハもなにもいらんねぇ(笑い)

    行くでねぇ、酔っ払いばっかだでギブスは

    持ってかんに!
    Posted by うっち~でぇす! at 2007年05月28日 21:19
    ホームランバーアイス。 食べたねぇー。当たりでると嬉しくてねぇー。ホントいい時代だった。「始終痩せ川」で泳いでるとチャリンコに「アイスクリーム」の旗(のぼり)立てた「おじさん」が来てね。小遣いで買ったの覚えてるよ。
    車道と笹岡の堺に「あぶらとめさ」と言った駄菓子屋があったのも覚えてるなぁー。よくムッキーやったよ。風船の大きなのが当たったりしてさ。嬉しかったなぁー。
    Posted by masatoshi-kuwata at 2007年05月29日 09:28
    ●masatoshi-kuwataさん●ホームランバーアイスは、企画の勝利でしょうね。考えた人は、エライ。●アイスの曳き売りですか、何か、映画のワンシーンのようです。●「あぶらとめさ」行った事はないですが、たぶん、あぶらぎった「とめ」という人が店主なんでしょうね。(笑)●いい少年時代を過ごしました。
    Posted by いい人生.net at 2007年05月29日 09:38
    大高のバアバのお話に泣けました!
    おじさんのお話はなんだかこち亀の両さんの話にダブるなあ
    『こちら二俣小学校前・・・』略して『こちマタ』っていかがでしょう?
    Posted by まっしー。 at 2007年05月29日 17:36
    ●まっしーさん、いつもありがとう。
    ●オジサンも、そちらを覗いてるでね。
    ●「こち亀」といえば、あの漫画、オジサンが20代の頃から続いてるんだよね。
    ●最初は、「山上たつひこ」をもじって、「山止たつひこ」っていうペンネームだっんだ、確か。
    ●「ちんこマタ」良いね~、使わせてもらうわ。
    Posted by オジサン at 2007年05月29日 18:00
    ちんこマタじゃありませんぜ!まったく!
    油断も空きもありゃしない!
    Posted by まっしー。 at 2007年06月01日 20:57
    ●まっし~さん●見つかった?●ごめんね、痔ろう。
    Posted by オジサン at 2007年06月02日 10:05
     
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